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皆さんこんにちは!
合同会社やまもも、更新担当の中西です。
~はじめての訪問介護でも安心のために~
訪問介護の利用を始めるとき、ご本人よりもご家族の方が不安や疑問を抱えることが多いのが現実です。
「本当に家を任せて大丈夫?」「どこまで頼めるの?」「急に都合が悪くなったら?」――そうした声にお応えする形で、よくある質問とその回答をまとめたQ&A集をご用意しました。
どれも実際によくいただくご相談ばかりです。ご家族の心配を少しでも和らげるヒントになれば幸いです。
A:はい、可能です。鍵の管理方法をご相談のうえ、安全に訪問いたします。
ご本人がご自宅にいらっしゃらない時間帯でも、鍵の事前預かりやキーボックスの設置などで、適切に対応しています。鍵の管理方法については、ご契約時に詳細に取り決めを行い、万全の体制で安全を守ります。
もちろん、鍵の取り扱いには細心の注意を払い、スタッフ全員が取り扱いルールを厳守しています。
A:基本的には同じ担当者が継続して訪問します。ただし、体調不良や事情によって交代する場合もあります。
継続的に関わることで信頼関係が築けるよう、可能な限り“同じ顔”で訪問できるよう配慮しています。
どうしても交代が必要な場合でも、担当者間で丁寧に情報を引き継ぎ、利用者さまやご家族が不安を感じることがないよう細心の注意を払います。
A:ご希望に応じて、同性スタッフを配置することも可能です。
介助の内容によっては、利用者さまが異性の介助に抵抗を感じるケースもあるかと思います。その場合には、同性のスタッフを調整して対応させていただきます。
私たちは、「利用者さまの安心・尊厳」を何より大切にしています。遠慮なくご希望をお伝えください。
A:できるだけ早めにご連絡ください。キャンセル料がかかる場合もありますが、柔軟に対応します。
急な体調不良やご家族の事情で、当日キャンセルが必要になることもありますよね。
そんなときは、まずはご連絡を。可能な範囲で対応を調整し、状況に応じてキャンセル料の有無も検討させていただきます。
「相談できること」が、私たちのサービスの一部です。どうか気兼ねなくご連絡ください。
「ヘルパーさんが話し相手にもなってくれるの?」 → はい、お話を聞くことも大切なケアの一部と考えています。
「どこまでお願いしていいのかわからない」 → 契約時にサービス内容をしっかりご説明し、ご希望に応じて柔軟に対応します。
皆さんこんにちは!
合同会社やまもも、更新担当の中西です。
さて今回は
~大きな違いについて~
ということで、両者の違いを項目別に詳しく解説し、日本の今後の制度改革に向けたヒントを探ります。
少子高齢化が進む現代社会において、介護保険制度の在り方は国の未来を左右する重要なテーマです。介護先進国として知られるヨーロッパ(特にドイツ・スウェーデン・フランス)と日本の制度を比較すると、制度設計の哲学・財源構造・家族支援の考え方などに大きな違いがあることが分かります。
項目 | ヨーロッパ | 日本 |
---|---|---|
制度開始 | ドイツ:1995年(世界初の介護保険) | 日本:2000年(ドイツを参考に設計) |
背景 | 福祉国家モデル、高齢化の早期対応 | 家族介護への依存の限界、高齢化の急進展 |
政策哲学 | 「国や自治体が担う公的責任」 | 「家族と社会の協働」 |
項目 | ヨーロッパ(例:ドイツ・スウェーデン) | 日本 |
---|---|---|
財源構成 | 社会保険方式+税(国により異なる) | 社会保険方式+公費(税)50%前後 |
保険料負担者 | 労使折半(ドイツ)、住民税ベース(スウェーデン) | 40歳以上の全員が対象 |
自己負担割合 | 所得応じて変動(応能負担) | 原則1〜3割(応益負担) |
✅ ヨーロッパの多くは「応能負担」型で所得に応じた公平性を重視
項目 | ヨーロッパ | 日本 |
---|---|---|
在宅 vs 施設 | 在宅介護重視(現金給付支援あり) | 在宅・施設のバランスを模索中 |
サービスの多様性 | 自治体裁量による柔軟な運用(フランス等) | 全国一律の制度に基づくサービス設計 |
自立支援 | 自立重視(リハビリ型介護が主流) | 最近は「自立支援介護」への転換中 |
✅ スウェーデンなどは「家族に頼らず、国家が支援する」思想が強い
項目 | ヨーロッパ | 日本 |
---|---|---|
家族への支援 | 現金給付や介護休暇制度が充実 | 現金給付はなし、家族の負担が前提 |
介護の担い手 | 家族以外(公的介護労働者・NPO)に移行 | 家族と訪問介護のハイブリッド型 |
育児との比較支援 | 両立支援制度が確立(ワークライフバランス政策) | 制度化は一部にとどまる |
項目 | ヨーロッパ | 日本 |
---|---|---|
自治体裁量 | 高い(制度運用を地方に委ねる国が多い) | 低い(全国一律のサービス基準) |
多様な制度設計 | 地域の文化・需要に応じた設計が可能 | 制度変更には法律改正が必要 |
持続可能性 | 財源改革(税投入や保険料見直し)進行中 | 少子高齢化で制度維持が課題 |
所得に応じた公平な負担制度(応能負担)
家族介護者への現金給付・休暇制度の導入
自治体裁量の拡大による地域最適化
介護人材への処遇改善と職業としての地位確立
施設依存から自立支援型在宅ケアへの転換
ヨーロッパの介護制度は、「公的責任」「自立支援」「家族負担の軽減」を柱に、社会全体で高齢者を支える仕組みを構築してきました。一方、日本の制度は「家族依存」「応益負担」「一律運用」が中心であり、今後はさらなる制度柔軟化と地域対応力が求められます。
国際比較を通じて見えてくるのは、「介護をどう社会で支えるか」という問いへの多様な解答です。これからの日本に必要なのは、持続可能かつ利用者本位の制度改革と言えるでしょう。
皆さんこんにちは!
合同会社やまもも、更新担当の中西です。
さて今回は
~要介護認定について~
ということで、要介護認定の流れ、評価基準、そして現場での実際の運用に焦点を当てて解説します。
介護保険サービスを利用するには、まず「要介護認定」を受ける必要があります。この認定は単なる“判定”ではなく、必要な支援を公平・適正に提供するための入り口です。
介護保険制度において、利用者がどの程度の介護を必要としているかを公的に判定する仕組みです。この認定結果によって、利用できるサービスの内容や上限額が決定します。
第1号被保険者(65歳以上):介護が必要になったすべての人
第2号被保険者(40~64歳):老化に伴う16の特定疾病が原因で介護が必要となった場合
申請
市町村の窓口に本人または家族、ケアマネージャーが申請
認定調査
調査員が自宅を訪問し、74項目(心身の状態、生活機能等)を確認
主治医意見書
主治医が病状や認知機能について記入
一次判定(コンピュータ判定)
全国共通の基準で機械的に要介護度を推定
二次判定(介護認定審査会)
専門家による最終審査で要介護度を決定(非公開)
区分 | 支援・介護内容の目安 |
---|---|
非該当 | 介護保険サービス利用不可(市町村独自支援対象) |
要支援1・2 | 軽度の支援(転倒予防、生活援助など) |
要介護1~5 | 数字が大きいほど重度、介護度に応じた幅広いサービスが利用可能 |
原則6か月または12か月ごとに更新
状態が変わったときは区分変更申請が可能
状況悪化を見逃さないことが、必要な支援確保につながる
制度を安定的に運営するため、全国統一の判定基準を用いて、客観的かつ公正に判断する。
要介護度によってサービス上限額や利用可能な種別(訪問介護、施設入所など)が大きく変わるため、認定結果が生活の質を左右するとも言える。
調査員の主観差による不公平感
認知症高齢者の評価の難しさ
主治医意見書の記載不備による再調査
事前にケアマネや地域包括支援センターに相談
生活の実態を正確に伝える
→「普段できていること」ではなく「支援が必要な実態」を明確に
記録を取っておく
→家族の負担状況や介護記録が判断材料になることも
要介護認定は、「本当に必要な支援を、必要なだけ届ける」ための制度です。しかし、単なる“点数”や“等級”ではなく、個人の暮らしと尊厳を支える仕組みの基盤でもあります。正確な情報と丁寧な申請によって、本人に最もふさわしい支援環境を整えることができます。
皆さんこんにちは!
合同会社やまもも、更新担当の中西です。
さて今回は
~支援計画~
ということで、訪問介護において支援計画がなぜ重要なのか、その作成と運用に込めるべき視点やポイントを、現場に即した形で深く解説していきます。
訪問介護は、ただ体調を見守るだけのサービスではありません。
そこには、その人が“自分らしく地域で生きる”ことを支えるプロセスがあり、
その中心にあるのが、「支援計画」です。
「毎回訪問して、会話して、それで十分じゃないの?」
そんなふうに思うかもしれません。
けれど本当に大切なのは、“その訪問の積み重ねで、どこへ向かうのか”を可視化すること。
訪問介護における支援計画とは、
利用者の生活状況、健康状態、希望や課題に基づき、目標と支援内容を整理した文書のことです。
目的は大きく分けて3つ
利用者本人と支援者の「目標の共有」
看護師間・他職種間の「支援内容の統一」
支援の「評価と見直し」の基準となる
👉Point: 支援計画は「行政への提出のための書類」ではなく、
“生活と回復を支えるナビゲーション”なのです。
精神疾患のある方は、それぞれに異なる経歴・家庭環境・価値観・病状の波があります。
統合失調症で家族と疎遠なAさん
双極性障害で職場復帰を目指すBさん
ひきこもり傾向のある発達障害のCさん
支援計画は、“その人にとっての意味ある生活”をベースに設計されなければなりません。
たとえば、毎回こうした訪問になっていないでしょうか?
「特に変わりないですか?」→「はい、ないです」→雑談で終わる
看護師ごとに対応が違い、本人が混乱
訪問記録は“安定しています”の一言だけ
これは、支援の目的が共有されていない=計画が形骸化している状態です。
訪問介護は、医療的な安定だけでなく、その人らしい生き方=リカバリーを支えることが求められます。
「外出できるようになりたい」
「朝起きて生活リズムを整えたい」
「家族ともう一度話せるようになりたい」
これらの思いを“具体的な目標”に翻訳し、達成の道筋を見える化するのが支援計画です。
症状の特徴と変動性
日常生活の自立度(食事・金銭・服薬など)
社会資源の活用状況
本人の希望・不安・強み
👉Point: アセスメントは“事実の収集”、支援計画は“未来への設計”。
良くない例 | よい例 |
---|---|
社会参加を目指す | 週1回の就労支援事業所への参加を目標にする |
安定した生活を送る | 毎朝7時に起き、朝食をとることを1ヶ月続ける |
S:具体的(Specific)
M:測定可能(Measurable)
A:達成可能(Achievable)
R:関連性がある(Relevant)
T:期限がある(Time-bound)
面接による生活リズムの調整支援
服薬自己管理の確認と動機づけ
家族関係の緩衝役としての傾聴
医師との情報共有による再発予防策の立案
👉Point: 看護師が変わっても、支援の方向性がブレないようにする。
月1回のケースカンファレンス
訪問記録からの振り返り
本人との面談による進捗確認
必要に応じた支援計画の更新
計画の一部を本人にも共有(簡略版)
本人の目標や希望の変化をこまめに反映
成果や変化をフィードバックすることで「できた」という実感を共有
利用者本人が「次の目標」を自分で語れるようになる
訪問が“単なる見守り”から“成長の伴走”になる
支援チームが同じ方向を向ける
再発・再入院の予防につながる
家族との関係や社会参加が少しずつ進む
訪問介護において支援計画とは、
単なる書類ではなく、その人の人生に並走する「地図」のような存在です。
そこに描くのは
☑ 病気を超えて、
☑ 社会の中で、
☑ 自分らしく生きる未来。
訪問介護は、言葉にならない思いを聴き取り、
目標という形にし、毎回の支援の中で一歩ずつ実現していきます。
それが、訪問介護の「支援計画」が持つ、本当の価値です。
皆さんこんにちは!
合同会社やまもも、更新担当の中西です。
さて今回は
~アセスメント~
ということで、訪問介護においてなぜアセスメントが重要なのか、その目的・構造・実践方法・注意点を深く掘り下げてご紹介します。
「こんにちは、体調いかがですか?」
訪問介護の現場では、そんな何気ないやりとりから始まる1時間が、
その人の生活と回復を大きく左右することも少なくありません。
しかし、ただ様子を見るだけでは、真の支援にはつながりません。
そこに必要なのが、“アセスメント”という看護の視点です。
アセスメントとは、患者の状態や生活状況を多面的に観察・聴取・分析し、適切な支援方針を考える一連の専門的行為です。
訪問介護においては、以下のような要素が特に重視されます
項目 | 内容 |
---|---|
症状の変化 | 幻聴・妄想・抑うつ・不安・興奮などの有無と変動 |
服薬状況 | 服薬遵守・副作用・認識の有無 |
生活状況 | 食事、睡眠、衛生、金銭管理、近隣関係など |
社会関係 | 家族との関係、支援者とのやりとり、孤立感 |
本人の語り | 希望・不安・将来の思い・病識(病気の自覚)など |
👉Point: 訪問介護では、「目に見える異変が少ない」からこそ、
“わずかな言動や空気感”を丁寧に読み取る技術=アセスメント力が求められます。
統合失調症や双極性障害などの慢性精神疾患では、病識の欠如(自分が病気だという自覚のなさ)がしばしば見られます。
本人:「元気になったから薬はもういらない」
介護士:「表面的には元気でも、思考の飛躍や表情の硬さが目立つ」
このように、表現されない「潜在的な危機」に気づくのがアセスメントの力です。
訪問介護の現場では、病院とは異なり「生活の中」に支援が入り込むため、
患者本人だけでなく、家族や周囲の状況も含めて把握する必要があります。
室内の様子(散らかり具合、食べ物の有無)
家族の表情(疲弊感、否定的態度)
地域との関係性(近隣トラブル、孤立)
👉Point: これらの「生活の現場」からの情報が、
支援方針や関係機関との連携に直結します。
感覚 | 観察例 |
---|---|
視覚 | 表情、姿勢、服装、部屋の状態 |
聴覚 | 声のトーン、発語の量、話の流れ |
嗅覚 | 体臭、部屋の衛生状態(ゴミ・たばこ・食べ物) |
触覚 | 握手の強さ(拒否感・親密感)など |
直感 | いつもと「何かが違う」という違和感の察知 |
患者の発言はしばしば間接的です。
「眠れてますか?」→「まあまあです(実は昼夜逆転)」
「困ってることありますか?」→「特にないです(実は家族と口もきいてない)」
👉Point: “本音”は質問の仕方と関係性の質で変わる。
開かれた質問と沈黙を使いこなす力が重要です。
精神科では、“チーム支援”が基本です。
アセスメント結果は看護記録に丁寧に残すこと
訪問看護師同士、主治医、ケースワーカー、就労支援員などと情報を共有し方針を統一する
支援経過を“見える化”することで、患者本人にも安心を提供
落とし穴 | 解説 |
---|---|
表面的な「安定」に安心してしまう | 落ち着いて見えても、孤立・絶望感が深まっていることも |
言葉に頼りすぎる | 認知機能の低下や語彙の乏しさにより、語れない人も多い |
主観的に判断しすぎる | 「あの人は大丈夫」は危険。客観的視点と記録が重要 |
訪問介護では、アセスメントそのものが患者との信頼関係を築くプロセスでもあります。
「この人は、ちゃんと私を見てくれている」
「話すとホッとする。否定されない」
「また来てくれると嬉しい」
この感覚が積み重なることで、
拒否的だった人が少しずつ心を開き、自立への一歩を踏み出すのです。
☑ 表に出ない異変を見つけ出す「観察力」
☑ 支援の方向性を導く「分析力」
☑ 本人と向き合う「関係構築力」
この3つが融合した、まさに専門職の核心的スキルです。
「見た目は元気でも、実は…」
「いつも通りだけど、なんだか違う」
そんな“微細な変化”に気づけるかどうかが、
再発を防ぎ、地域で生きる力を育てるカギになるのです。